「鳩よけジェルを買ったけど、使い方がわからない」というお話をよく聞きます。
『ジェルを塗るだけ』ではありますが、「外壁・ベランダに直接塗っていいのか」「そもそも、ジェルはどうやって出すのか」など初めて使う方には分からないことも多いと思います。
そこでこの記事では、初めて鳩よけジェルを使う方に向けて、基本的な使い方を解説したいと思います。
もくじ
鳩よけジェルの使い方とは
初めて忌避ジェルを使う方は、「鳩よけジェルは、鳩が来る場所にジェルを塗るだけ!」というのは分かっていても、「塗り方やどこに塗るのか」が分からないと思います。
また、鳩よけジェルの種類によっては「コーキングガン」という道具が必要だったり、状況によっては養生テープなど別途用意しなければならない道具もあります。
そこでここでは、鳩よけジェルを使うときに必要な道具一式から基本的な使い方、実際に施工する場合の効果的な使い方までみっちり解説したいと思います。
鳩よけジェルを使うときに必要な道具
鳩よけジェルについてですが、おそらく一番有名なジェルは「ハートジェル」という商品名のジェルだと思います。
このハートジェルを使うときには、下記の道具が必要になります。
- 【必要な道具一覧】
- ・ハートジェル本体
- ・コーキングガン
- ・養生テープ
コーキングガンは、ハートジェルからジェルを押し出すときに必ず必要になります。
コーキングガンについてですが、ハートジェルを使うときは「BcrossのJM-100(値段が非常に安い)」が値段的にもサイズ的にもおすすめです。
養生テープは、室外機やベランダの手すりなど、『鳩が来なくなったら、ジェルを落としたい場所』に貼っておくと掃除がラクになるので、必要な人は準備しておくといいでしょう。
コーキングガンがいらない鳩よけジェル
「コーキングガンは、とにかく使いたくない」という場合は、「チューブタイプのハートジェル」を使うという方法もあります。
こちらは、コーキングガンが必要なハートジェルのチューブ版です。
容量が150gとカートリッジタイプよりも少なくなっているので、1Kマンションのベランダでも2個は用意しておいたほうがいいでしょう。
鳩よけジェルの使い方
道具の準備ができたら、今度は鳩よけジェルの基本的な使い方をご紹介します。
- 【使い方】
- 1.ハートジェルの先端ノズルを1cmほどカットする。
- 2.コーキングガンに、ハートジェル本体をセットする。
- 3.養生テープを、ジェルを塗る箇所に貼り付ける。
- 4.養生テープの上に、ハートジェルを『なみなみ』に塗っていく。
- 5.使用後は養生テープを剥がして、捨てるだけ。
- 6.養生テープ外についたジェルは、中性洗剤で洗うと落ちます。
色々準備や片付けはあるものの、簡単にまとめると「養生テープを貼る→ジェルを塗る」だけで鳩対策ができてしまいます。
ただ、「ジェルを塗る場所がわからない」「どこに塗るのが一番いい?」という方もいらっしゃると思いますので、次でご紹介したいと思います。
鳩よけジェルを使う場所
鳩よけジェルを塗る場所についてですが、「ベランダの手すり」「室外機の上」両方に塗っておいた方がいいでしょう。
- 【鳩よけジェルを塗る場所】
- ・ベランダの手すり
- ・室外機の上
- ・その他鳩が止まっている場所
戸建てにお住まいの方で、「ブロック塀の上に鳩がよく集まる」「門扉の瓦屋根に止まっている」などがあれば、その「鳩が止まっている場所」にジェルを塗っておきましょう。
鳩よけジェルは害獣対策のプロが鳩よけ対策を施工する際に必ず使われる鉄板対策ではありますが、「他所でジェルの臭いに慣れた」鳩には効果がありません。
そのため、可能であれば次で紹介する『物理的な忌避対策』の併用も検討してみてください。
鳩よけジェルと組み合わせたい忌避対策
「鳩よけジェルを使ってから鳩の数は減ったけれど、ずっと居座る鳩がたまにいる」というように、『ジェルの臭い』が効かない鳩もいます。
そのような鳩に備えて、「物理的な忌避対策」も鳩よけジェルと併用されることをおすすめします。
- 【物理的な鳩よけ対策】
- ・防鳥てぐす
- ・とげマット
おすすめは設置が簡単な「防鳥てぐす」と「とげマット」の2つです。
「防鳥ネットを張る」という方法もありますが、マンションの高層階だと「風で飛ばされる」「ネットを張るときに転落事故に遭う」という事故が多いのでおすすめしません。
防鳥てぐすは、「手すりにストッパーを取り付けるだけ」のもの、とげマットは「結束バンドや両面テープで色々な場所に取り付けられる」施工が簡単なものがおすすめです。
鳩よけジェルの使い方でよくある質問
鳩よけジェルの基本的な使い方について解説しましたが、「使い方が分かったことで、新たに知りたいことが出てきた」という方もいらっしゃると思います。
そこでここでは、鳩よけジェルの使い方を知っている方から、よくある質問と回答を紹介したいと思います。
鳩よけジェルの使い方は分かりましたがもっとラクにできる対策はないでしょうか?
A.効果は若干落ちますが、スプレータイプの忌避剤を使った対策もあります。
実は、鳩よけジェルは鳩よけ対策の中では、結構作業が大変な部類の対策になります。
個人でもっと簡単にできる鳩対策では、「スプレータイプの忌避剤」が一般的です。
下記記事では、スプレータイプの忌避剤や線香、木酢液などを使った手軽にできる鳩よけ対策を紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
鳩よけジェルの使い方で「コーキングガン」を使わない方法はありますか?
A.チューブタイプのハートジェル(鳩よけジェル)があります。
カートリッジタイプのハートジェルの場合は、手で押し出したりなどはできないので、必ずコーキングガンが必要になります。
「コーキングガンが家にない」「コーキングガンは買いたくない」という方は、チューブタイプのハートジェルを使うといいでしょう。
1点注意点ですが、チューブタイプのハートジェルは150gしかありませんので、1Kマンションでも2個は用意しておくことをおすすめします。
鳩よけジェルを使った後に雨が降ったら塗り直しが必要?
A.ジェルが落ちてなければ塗りなおさなくても大丈夫です。
鳩よけジェルで有名な「ハートジェル」であれば、台風やニュースで紹介されるような豪雨でもなければ塗りなおさなくても大丈夫です。
ただ、鳩よけジェルを塗ってから1ヵ月以上経ってから強めの雨が降ると、ジェルが流されていることがあります。
もしも、鳩よけジェルが雨で流されているようなら、再度塗り直しをした方がいいでしょう。
鳩よけジェルの落とし方について教えてください
A.中性洗剤で洗えば落ちます。
養生テープの上に塗った鳩よけジェルは、テープを剥がして可燃ゴミに出すだけなので処分がラクです。
養生テープを使わずに、直接塗った鳩よけジェルについては、「ヘラ」や「牛乳パック」などでこそぎ落としてから、中性洗剤を使って落とします。
鳩よけジェルの使い方を守っていますが効果がないようです・・・
A.業者に相談してみましょう。
「鳩の巣が出来上がって時間が経っている」「都会で忌避対策に慣れた鳩がいる」ような場合は、鳩よけジェルだけでは効果がでないこともあります。
そのような場合は、鳩対策をしている害獣駆除業者に相談されることをおすすめします。
業者によって技量・料金は異なりますので、2~3社くらいに見積りを取って、対応や料金を確認してからよさそうな業者に依頼してみてはいかがでしょうか。