昔は、ダニ駆除というと燻煙剤やスプレー剤が定番でしたが、最近は「置くだけでダニが駆除できるグッズ」なんて便利なものがあります。
即効性はないものの、殺虫剤を使いたくない場所(寝具やソファなど)や長期間のダニ駆除を行うのに効果的ということで、いつの間にか定番グッズになっています。
ただ、「まだ使ったことがない」「選び方が分からない」という方もいらっしゃると思いますので、この記事では選び方や使い方のコツ、おすすめ製品をご紹介したいと思います。
目次 [非表示]
置くだけダニ駆除グッズは本当に効果あるの?
「置くだけのダニ駆除グッズなんて、本当に効果あるの?」と思われている方は多いと思います。
仕組みが分からないものにお金を使うのは、やっぱり躊躇しますよね。
そこでまずは、置くだけのダニ駆除グッズが「どのようにしてダニを駆除するのか」仕組みを解説したいと思います。
置くだけのダニ駆除グッズの仕組み
置くだけのダニ駆除グッズの仕組みを簡単に説明すると、「誘引剤でダニを引き寄せる→乾燥剤でダニの水分を奪って駆除する」という仕組みになっています。
仕組みはシンプルですが、使う誘引剤や乾燥剤の種類、乾燥剤が外部の湿気を吸わずにダニの水分だけを取る構造、効果の持続時間やダニを捕獲して外に出さない構造など、細かい部分が製品によって異なります。
「口コミレビューが高評価なものを選べばいい」というのは間違いではありませんが、最近は詐欺レビューも多いので、余裕があれば上記のような仕組みも確認しておくといいかもしれません。
置くだけのダニ駆除グッズのメリット・デメリット
「ダニ駆除をしたいけど、どんなダニ駆除グッズを使おうか迷っている。」という方もいらっしゃると思います。
置くだけのダニ駆除グッズでも、もちろんダニは駆除できますが、状況によっては別の駆除グッズを使った方がいいこともあります。
そこでここでは、置くだけのダニ駆除グッズのメリットとデメリットについて解説したいと思います。
- 【メリット・デメリットもくじ】
- ・置くだけなので簡単手軽
- ・長期間効果が続く
- ・即効性に乏しいのがデメリット
置くだけなので簡単手軽にできる
一番大きなメリットが「置くだけでダニが駆除できる」ことでしょう。
バルサンのようなくん煙剤を使う場合、ソファやベッドなどの大型家具にカバーをかけるなどの手間がかかりますが、置くだけダニ駆除グッズならその手間がかかりません。
また、靴箱やソファの下側、マットレス・ベッドの下側など、ダニ駆除のために物を動かす必要がある場所でも、退治グッズを置くだけでダニを駆除できるので非常にお手軽です。
ダニ駆除・忌避効果の期間が長い
2番目のメリットは「ダニ駆除・忌避効果の期間が長い」ことでしょう。
くん煙材やダニ駆除スプレーの場合、即効性は高いものの時間が経てばダニが再発する可能性があるので、定期的な駆除が必要になります。
一方で、置くだけのダニ駆除グッズの場合、一度置いてしまえば2~3ヶ月はそのまま放置しておくだけでダニを駆除し続けられるので、「手間をかけたくない」人に適した駆除グッズでしょう。
即効性に乏しいのがデメリット
置くだけで簡単に、長期間ダニが駆除できるのがメリットでしたが、デメリットは「即効性に乏しい」ことです。
仕組みの部分でも解説いたしましたが、置くだけのダニ駆除グッズの場合「誘引剤でダニを引き寄せ→乾燥剤でダニを駆除」という流れなので、効果が出るまで1週間くらいはかかります。
そのため、「ダニが大量発生しているから、すぐにダニを駆除したい」という方はくん煙材やダニ駆除スプレーの使用をおすすめいたします。
置くだけダニ駆除グッズの使い方
置くだけのダニ駆除グッズを初めて使う方の場合、「どこに置くのが効果的か」で悩む方もいらっしゃるかと思います。
基本的にはダニが発生している場所、次にダニが発生しやすい場所に置くのがいいですが、「その発生しやすい場所が分からない」という方が多いと思います。
そこでここでは、置くだけダニ駆除グッズの効果的な置き場所や、逆に避けた方がいい置き場所をご紹介したいと思います。
おすすめの置き場所
先ほども出てきましたが、一番おすすめの置き場所は「ダニが発生している場所」です。
例えば、布団やベッド周りでダニ刺されに遭ったのであれば、布団の中やマットレスの下といった具合に設置します。
- 【おすすめ設置場所】
- 1.布団やベッド周り
- 2.ソファクッションの隙間
- 3.カーペットやマットの下
- 4.衣装ケースの中
- 5.下駄箱・靴箱の中
「ダニが発生している場所が分からない」という場合は、上記のおすすめ設置場所を中心に置いて様子を見るのもいいでしょう。
避けた方がいい置き場所
お金持ちの人なら「とにかく、いっぱい買って色んなところに置いとけばいいよね!」もできますが、効果や持続性などの面から避けた方がいい場所もあります。
- 【避けた方がいい場所】
- ・お風呂場や台所マットの下
- ・ベランダや玄関の隅
- ・畳の上や部屋の隅
上記場所は、「水気が多すぎて、乾燥剤の劣化が早い」「ダニ捕りよりも、掃除機や洗濯などの方が効率がいい」といった点から、置いても置かなくても変わらない場所になります。
特に、ベランダや玄関の隅など「屋外・開けた場所」は、ダニ捕りグッズを置いても外からダニが移動してくるので置く意味はないでしょう。
置くだけダニ駆除グッズの選び方
「ネットで検索すると色々な商品があるけど、パッケージが似てて違いがよく分からない」という方は、多いのではないでしょうか。
パッケージは似ていても、商品によって用途や配合成分が全然違うので、購入前にどんな商品なのかしっかり確認してから購入することをおすすめいたします。
とはいえ、初めて購入される方は選び方が全く分からないと思いますので、ここでは置くだけダニ駆除グッズの選び方を解説したいと思います。
ダニ駆除とダニよけシートの違い
置くだけのダニ駆除グッズには2種類あり、「ダニの駆除ができる」ものと「ダニの忌避対策のみできる」ものとがあります。
- 【駆除と忌避(よけ)の違い】
- 駆除:ダニを死滅させる
- 忌避:ダニを近寄らせないようにする
- ※忌避(ダニよけシート)では、ダニの駆除はできません。
結構間違えていらっしゃる方が多いので、ダニ駆除グッズを購入する際は、しっかり確認されることをおすすめいたします。
ちなみに、ダニ刺されに遭うくらいダニがいるのであれば、「ダニ駆除」の方を選ぶようにしましょう。
赤ちゃんやペットがいるなら殺虫成分無配合
赤ちゃんやペットがいるご家庭で、「なるべく薬剤とか使っていない製品がいい」「安全性の高い製品がいい」という場合。
このような場合は、「殺虫成分無配合」のダニ駆除グッズを選ぶのがおすすめです。
ネットショップなどで検索すると、「殺虫成分無配合」の製品がたくさん出てきますが、たまに殺虫成分配合製品があるので購入前に内容成分をしっかり確認しましょう。
- 【殺虫成分無配合のダニ駆除グッズ】
- ・ダニ捕りロボ
- ・ママのためのダニシート
布団やベッドのダニ駆除なら粘着剤不使用
「布団やベッド、マットレスにダニがたくさんいるから、ここら辺にダニ駆除グッズを置きたい」という場合。
このような場合は、粘着剤不使用のダニ駆除グッズを使うといいでしょう。
駆除ができるダニ捕りシートの中には、「粘着剤でダニを捕獲する」シートがあります。
冒頭でも述べましたが、置くだけダニ駆除グッズのパッケージは似たものが多く、パッと見で粘着剤の使用・不使用を見分けるのは難しいので、購入前にしっかり確認されることをおすすめいたします。
置くだけのダニ駆除グッズおすすめ7選!
ここまでは、置くだけダニ駆除グッズの特徴や選び方について解説してまいりました。
ここからは、選び方で紹介した特徴などを踏まえた、おすすめの置くだけダニ駆除グッズをご紹介したいと思います。
全部買う必要はないので、値段や効果を見て、自分の環境にあった商品を買うのがおすすめです。
1位:日革研究所 ダニ捕りロボ
スペック項目 | 情報 |
---|---|
目的・効果 | ダニの駆除 |
殺虫成分 | なし◎ |
粘着剤 | なし◎ |
おすすめポイント | ・Amazonと東急ハンズ売上1位 ・ツメダニもしっかり引き寄せ ・JIS規格準拠の防ダニ試験◎ ・化学性殺虫成分0 |
1番おすすめなのが、ダニ駆除グッズで有名な日革研究所の「ダニ捕りロボ」です(ロボは名称です)。
誘引剤でダニを引き寄せて、乾燥剤でダニを死滅させるタイプの駆除グッズで、殺虫成分無配合なので赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安心して使えます。
粘着剤も使っていないので、布団の中やソファの隙間など布製品に触れる場所にもガンガン設置することができます。
Amazonでも購入できますが、公式サイトの方が若干お安く購入できますので、お届け日数が少し伸びてもいい場合は公式サイトからのご購入がおすすめです。
2位:ママのための置くだけ簡単ダニシート
スペック項目 | 情報 |
---|---|
目的・効果 | ダニの駆除 |
殺虫成分 | なし◎ |
粘着剤 | なし◎ |
おすすめポイント | ・Amazonと東急ハンズ売上1位 ・ツメダニもしっかり引き寄せ ・JIS規格準拠の防ダニ試験◎ ・化学性殺虫成分0 |
2番目におすすめなのが、インスタグラムでよく見る「ママのための置くだけ簡単ダニシート」です。
1位の日革研究所のダニ捕りロボと同様に、誘引剤と乾燥剤を使ったダニ駆除製品ですが、こちらは「1回ごとに使い捨て」するようになっています。
ダニ捕りロボの場合は中身のみ詰め替え交換できるので「継続利用が安い」のですが、ママのためのダニシートは1回使い捨てで再購入が高いものの「詰め替えの手間がないので、ラク」というメリットがあります。
どちらも殺虫成分無配合で赤ちゃんがいても使えるので、「費用を安く抑えたい人」はダニ捕りロボ、「手間を極限まで抑えたい人」はママのための置くだけ簡単ダニシートを選ぶのがいいかと思います。
3位:ムシューダ ダニよけ大判シート
スペック項目 | 情報 |
---|---|
目的・効果 | ダニの駆除 |
殺虫成分 | なし◎ |
粘着剤 | なし◎ |
おすすめポイント | ・Amazonと東急ハンズ売上1位 ・ツメダニもしっかり引き寄せ ・JIS規格準拠の防ダニ試験◎ ・化学性殺虫成分0 |
おすすめ3位は、「ムシューダ ダニよけ大判シート」です。
こちらは、「ダニよけシート」になりダニの駆除はできませんが、「効果面積に対して費用が安い」というメリットがあります。
「今は、ダニがいないけど、ダニが発生しないように対策しておきたい」という人におすすめです。
4位:バルサン ダニよけシート(効果1年持続)
スペック項目 | 情報 |
---|---|
目的・効果 | ダニの駆除 |
殺虫成分 | なし◎ |
粘着剤 | なし◎ |
おすすめポイント | ・Amazonと東急ハンズ売上1位 ・ツメダニもしっかり引き寄せ ・JIS規格準拠の防ダニ試験◎ ・化学性殺虫成分0 |
おすすめ4位は、「バルサン ダニよけシート」です。
こちらも、ダニ駆除はできない「ダニよけシート」で、「ダニよけ効果期間が1年間続く」のが特徴的です。
3位のムシューダのダニよけシートは効果持続期間が6か月ですが、そちらの2倍ダニよけ効果が続くので「取り替えの手間やコストを抑えたい」人におすすめです。
5位:ダニアース ダニがホイホイ ダニ捕りシート
スペック項目 | 情報 |
---|---|
目的・効果 | ダニの駆除 |
殺虫成分 | なし◎ |
粘着剤 | なし◎ |
おすすめポイント | ・Amazonと東急ハンズ売上1位 ・ツメダニもしっかり引き寄せ ・JIS規格準拠の防ダニ試験◎ ・化学性殺虫成分0 |
おすすめ5位は、「ダニアース ダニがホイホイ ダニ捕りシート」です。
こちらは今までの商品と違い「誘引剤でダニを引き寄せて、粘着剤でダニを捕獲する」タイプのダニ駆除グッズです。
他の製品と違い、乾燥剤を使っていないので「厚みがなく、設置場所の上に座っても違和感がない」のが大きなメリットでしょう。
粘着剤を使用してはいますが、布団やソファにも置けるように「カバー」がついているので、ご安心ください。
6位:KINCHO ふとん・まくらにダニコナーズ
スペック項目 | 情報 |
---|---|
目的・効果 | ダニの駆除 |
殺虫成分 | なし◎ |
粘着剤 | なし◎ |
おすすめポイント | ・Amazonと東急ハンズ売上1位 ・ツメダニもしっかり引き寄せ ・JIS規格準拠の防ダニ試験◎ ・化学性殺虫成分0 |
おすすめ6位は、「KINCHO ふとん・まくらにダニコナーズ」です。
名前の通り、布団や枕の下に設置することを目的とした「ダニよけシート」です。
他の製品でも布団や枕の下に設置することは可能ですが、「サイズが小さいので値段が非常に安い」のが大きなメリットです。
7位:ブラックホール ダニ捕りパック
スペック項目 | 情報 |
---|---|
目的・効果 | ダニの駆除 |
殺虫成分 | なし◎ |
粘着剤 | なし◎ |
おすすめポイント | ・Amazonと東急ハンズ売上1位 ・ツメダニもしっかり引き寄せ ・JIS規格準拠の防ダニ試験◎ ・化学性殺虫成分0 |
おすすめ7位は、名称のインパクトが強い「ブラックホール ダニ捕りパック」です。
ちょっと変わった商品で、誘引剤でダニを引き寄せた後、粘着剤と袋の特殊構造でダニを閉じ込めて駆除するという商品です。
袋の構造で特許を取っていますが、お値段が少しお高めなので、広範囲のダニ駆除をするには費用的に厳しい人もいらっしゃるかもしれません。
置くだけダニ駆除グッズの選び方まとめ
置くだけダニ駆除グッズを選ぶときは、「ダニよけではなく、ダニ駆除ができるかどうか」「殺虫成分は配合されているか」「粘着剤は不使用か」などに注目して選ぶのがおすすめです。
とはいえ、人気製品の多くは「ダニ駆除・殺虫成分無配合・粘着剤不使用」の3コンボ揃っていますので、後は価格や口コミなどを見て自分が気に入ったものを選んでみてはいかがでしょうか。
この記事も読まれています