その他の虫駆除

ベランダに小さい虫が大量発生する原因と対処法~画像で種類を特定~

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ベランダや玄関のまわりで、「小さい虫が大量発生した!」というお悩みをよく聞きます。

梅雨時期やプランターを置いているなど、明確な原因があれば対処法も調べようがありますが、そういった明確な原因がないという方も中にはいらっしゃいます。

そこでこの記事では、ベランダや玄関まわりで「小さい虫が大量発生する原因や対処法」「大量発生した虫の名前」について解説したいと思います。

  • ※このサイトには、ゴキブリの実写画像は一切ないのでご安心ください。
  • ※この記事については、判別できるように小さい虫の【実写画像】があります。なるべく小さくしていますが、苦手な方はゆっくり見るのがおすすめです。

大量発生する小さい虫の名前と画像

最初に、大量発生する小さい虫の名前と画像をご紹介したいと思います。

自分の家のベランダや玄関まわりに大量発生している虫がどれなのか、調べてみましょう。

※ここに名前がない虫が大量発生している場合、人的原因(ゴミ屋敷や家庭菜園で虫が飛んでくるなど)で特殊な増え方をした虫の可能性が高いです。この場合は、害虫駆除の業者に相談されることをおすすめします。

大量発生する小さい虫1.ユスリカ

  • 【特徴】
  • 大きさ:0.5mm~1cm
  • 色:茶褐色~灰褐色
  • 主な発生場所:排水溝やプランターなど(土と水がある場所)

ベランダの排水溝やプランターなど、「土と水がたまる場所」があると大量発生するのがユスリカです。

ユスリカは年中大量発生する可能性がある虫ですが、とくに気温が高い5~10月に大量発生する傾向があります。

ちなみに、ユスリカは「蚊」とよく間違われますが、人を刺して血を吸うことはありません。公園で「蚊柱」と呼ばれる集団を作っているのが、ユスリカです。

>>>ユスリカが大量発生したときの駆除対策

大量発生する小さい虫2.クロバネキノコバエ

  • 【特徴】
  • 大きさ:1~2mm
  • 色:黒~暗褐色
  • 主な発生場所:家庭菜園用の土、プランターなど

家庭菜園用の土から大量発生することが多いのが、クロバネキノコバエです。

ユスリカと同様に年中大量発生する可能性がある虫ですが、雨水がたまりやすくなる「梅雨」の時期に大量発生する傾向があります。

「黒い小さい虫が・・・」という話を聞くと、大体がこのクロバネキノコバエです。

>>>クロバネキノコバエが大量発生したときの駆除対策

大量発生する小さい虫3.タカラダニ

  • 【特徴】
  • 大きさ:1~2mm
  • 色:赤
  • 主な発生場所:特定の場所はなし(室内にも発生する)

名前の通り「ダニ」の仲間で、ベランダや玄関などの外に限らず、室内にも大量発生するのが特徴です。

体色が赤なので、アブラムシと間違われることもありますが、アブラムシよりも小さく「植物がない場所」にも大量発生するのが特徴です。

種類や地域にもよりますが、大体4~5月と6~7月に大量発生する傾向があります。

>>>タカラダニが大量発生したときの駆除対策

大量発生する小さい虫4.チョウバエ

  • 【特徴】
  • 大きさ:4~5mm
  • 色:茶褐色~灰褐色
  • 主な発生場所:トイレ、浄化槽、貯水槽など

チョウバエは、トイレや浄化槽などの「汚い水の近く」で大量発生する害虫です。

飲食店やマンションなどの近くでチョウバエが発生している場合は、その周辺の衛生環境はよくないという目印になります。

>>>チョウバエが大量発生したときの駆除対策

小さい虫が大量発生したときの駆除対策

ここでは、ユスリカ、クロバネキノコバエ、タカラダニ、チョウバエの各虫が大量発生したときの駆除方法についてご紹介します。

ユスリカが大量発生したときの駆除対策

ユスリカが大量発生した際は、下記の手順で駆除対策を行います。

  • 1.成虫を殺虫剤で駆除する。
  • 2.プランターの土や排水溝にたまったゴミをきれいに片付ける。
  • 3.水たまりがある場所は、雑巾で水を吸い取るか、幼虫駆除用の薬剤を散布する。
  • 4.公共の河川からユスリカが飛来してくるときは、自宅敷地内の窓やベランダまわりに忌避剤を撒いておく。

河川でユスリカが大量繁殖している場合

ユスリカは、水辺に卵を産み、幼虫は水辺で育ちます。

そのため、幼虫を駆除する際は水辺に専用の薬剤を投与するのですが、公共の河川の場合は勝手に薬剤を投与してはいけません。

自宅敷地外の河川や池でユスリカが大量発生しているときは、市区町村窓口に相談するようにしましょう。

クロバネキノコバエが大量発生したときの駆除対策

クロバネキノコバエが大量発生したときは、下記の手順で駆除対策を行います。

  • 1.成虫を殺虫剤で駆除する。
  • 2.プランターや使っていない家庭菜園用の土は、ゴミ袋に入れて可燃ゴミに出す。
  • 3.ベランダに残っている土や排水溝に溜まっているゴミをきれいに片付ける。
  • 4.プランターや土がないのに発生した場合は、外的要因が原因と考えられるので、捕獲機をつるしておく。

タカラダニが大量発生したときの駆除対策

タカラダニが大量発生したときは、下記の手順で駆除対策を行います。

  • 1.至近距離ではなく、15cmほど離した場所から殺虫剤を噴射する。
  • 2.室内で、ペットや小さい子供がいる場合は、ガムテープで直接捕獲して可燃ゴミに捨てる。
  • 3.駆除後は忌避剤を窓やベランダ、玄関に定期的に撒く。

タカラダニの場合は、どこにでも現れるため家の侵入経路は全部対策しておくことをおすすめします。

ペットや小さい子供がいて忌避剤を使いたくない場合

ペットや小さいお子様がいて、忌避剤を使いたくないという場合は、ハッカ油を使うのがいいでしょう。

  • 【ハッカ油スプレーの作り方】
  • 1.スプレーボトルに水道水を入れる。
  • 2.ハッカ油を水100mlに対して20滴ほど入れる。
  • 3.蓋を閉めて、よく振ってから使う。

屋外で使用する場合は、大体3日に1回程度の頻度で使います。また、雨が降ってしまった場合は雨が乾いてから撒きなおすようにしましょう。

チョウバエが大量発生したときの駆除対策

チョウバエが大量発生したときは、下記の手順で駆除を行います。

  • 1.成虫は、殺虫剤で駆除する。
  • 2.ベランダの排水溝や浄化槽など、「汚ない水」が溜まっている場所を掃除する。
  • 3.直接の掃除が難しい場所、すぐに汚れてしまう場所は、チョウバエ用の薬剤を定期的に使う。

浄化槽や飲食店の排水溝は、気軽に掃除できるものではないので、チョウバエ用の薬剤を使って駆除するのが一般的です。

また、一般家庭で発生場所がわからないという場合は、キッチンやお風呂場などの排水溝からチョウバエ用の薬剤を投与して駆除を行います。

小さい虫が大量発生する原因とは

小さい虫が大量発生したときの駆除方法や防除方法について解説しましたが、「なんで大量発生したのか詳しい原因が知りたい」という方もいらっしゃると思います。

そこでここでは、虫別に大量発生する主な原因について解説いたします。

ユスリカが大量発生する原因

ユスリカは、基本的に河川の近くで大量発生しますが、下記のような条件で一般家庭でも大量発生することがあります。

  • ・プランターやバケツに溜まった雨水に外から飛んできたユスリカが卵を産む
  • ・落ち葉や土で塞がった排水溝に水が溜まりユスリカが卵を産む

水がたまる場所に卵を産み付けられることが多いので、ベランダの排水溝やプランターに水がたまらないようにすると大量発生の予防になります。

クロバネキノコバエが大量発生する原因

実は、クロバネキノコバエについては、どこにでも発生する可能性があるので、大量発生の原因がわからないことが多いです。

ただ、「観葉植物の土」「家庭菜園用の土」など、栄養が豊富な土の近くでは、梅雨時にクロバネキノコバエが大量発生することがあります。

ベランダで家庭菜園をしていたり、室内で観葉植物を育てているという人は、梅雨入り前に専用の捕獲機を設置しておくといいかもしれません。

タカラダニが大量発生する原因

タカラダニもクロバネキノコバエと同様に、どこにでも発生する可能性があるため、大量発生の原因がわからないことが多いです。

ただ、「外壁のコケを餌とする」という特徴があるため、よくタカラダニが発生するという人は外壁の掃除を定期的にするといいでしょう。

ちなみに、人間の肉眼には見えなくとも、住居の外壁にはうっすらとコケが生えていることが多いので注意しましょう。

チョウバエが大量発生する原因

チョウバエが大量発生する原因は、「栄養豊富な汚い水があること」です。

例えば、排泄物や腐敗した食物が入った水などが「栄養豊富な汚い水」に該当します。

トイレや浄化槽はもちろん、屋外に置いてある生ごみ用のゴミ箱などに雨水がたまると、チョウバエが大量発生することがあります。

毎日掃除して清潔に保つのが一番ですが、すぐ汚れてしまうような場所では駆除方法で紹介した専用の薬剤を使うのがいいでしょう。

ベランダに小さい虫が大量発生する原因と対処法まとめ

「雨水がたまっている」「土やゴミがベランダの排水溝に溜まっている」というような場合は、小さい虫が大量発生する傾向があります。

すでに虫が大量発生してしまった場合は、殺虫剤での掃除の他に、清掃や専用の薬剤を使っての卵・幼虫の駆除をしておかないと、すぐに再発してしまうので注意しましょう。

また、公共の建物や河川などが大量発生の原因になっている場合は、自分で駆除はせずに、市区町村窓口に相談して対策してもらうようにしましょう。

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