「ネズミを追い出すために色々やったんだけど、全然いなくならなくて。どうしたらいい?」
上記は、築35年の家を中古で購入した仲の良い友人からの相談です。業者時代に普通のお客様から言われたら、「業者に依頼してください」で終わりですが今回は友人なので話は別です。
この友人の家は、「毎日天井からネズミの足音がする」「ネズミ捕りや忌避剤を使うと、一時的に数は減るけれど、すぐに元通り」という悲惨な状況でしたが、本人の頑張りで3カ月でネズミが1匹も出なくなりました。
管理している賃貸物件の入居者からもたまに問い合わせがくるので、参考までに個人でできるネズミの駆除方法をご紹介します。
ネズミ駆除なら『駆除ザウルス』
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駆除ザウルスのすごいところは「全国対応なのに『完全自社施工』」であることです。
自社施工なので、紹介業者と比べて料金が安いだけでなく、「何かあったときのクレームにもしっかり対応できる!」ので安心して依頼することができます。
もくじ
ネズミが自然にいなくなるためにやったこと
誤解がないように言っておきたいのですが、「自然にいなくなる」とは、「1匹ずつネズミ捕りシートで捕獲しなくても、家からネズミがいなくなる」という意味で使っております。
- 【やったことリスト(上から順番)】
- 1.忌避剤で追い出す
- 2.侵入経路を塞ぐ
- 3.餌を取れなくする
ネズミが自然にいなくなる方法1.忌避剤で追い出す
友人の家は「毎日天井裏からネズミの足音がする」「駆除対策を行ってもすぐ元通りになる」ような状態であり、ネズミの数が相当多かったことが伺えます。
そのため、まずは「忌避剤でネズミの数を大幅に減らす」作戦をとりました。
友人は何度か忌避剤を使っていましたが、家の広さに対して使う忌避剤が少なかったり、追い出し用ではなく侵入防止用の忌避剤を使うなどの失敗があったので正しいやり方をご紹介します。
忌避剤の選び方
市販されているネズミの忌避剤というと、アース製薬の「ネズミ一発退場」と「ネズミのみはり番」をお店の棚でよく見かけると思います。
どちらも忌避剤ではありますが、「ネズミ一発退場は追い出し用」「ネズミのみはり番は侵入防止(定着防止)用」という違いがあるので注意しましょう。
市販の忌避剤 | ネズミ一発退場 | ネズミのみはり番 |
---|---|---|
薬剤の形状 | くん煙タイプ | ゲル |
目的 | 追い出し用 | 定着防止用 |
すでにネズミが住み着いているのに、ネズミのみはり番を使ってもネズミはいなくなりません。家に住み着いたネズミを追い出したい場合は、くん煙タイプの「ネズミ一発退場」を選ぶのが正解です。
忌避剤の正しい使い方
製品の説明書にも書いてあるのですが、忌避剤は「天井裏・床下・倉庫」など、ネズミが住み着いている場所に置いて使います。
正しい使い方 | 間違った使い方 |
---|---|
天井裏・床下・倉庫など、ネズミが住み着く場所に置く。 | リビングや廊下など、ネズミが一時的にくる場所(通り道)に置く。 |
市販の忌避剤には、製品パッケージに詳しい使用方法が書いてあるので、使用前に使い方をしっかり確認しましょう。
ネズミが自然にいなくなる方法2.侵入経路を塞ぐ
築35年の家ともなると、外壁にひびが入ったり、基礎と土台の隙間が大きくなるなど、虫やネズミが侵入できる隙間が生まれるようになります。
隙間があると家の中から追い出したネズミが戻ってきてしまうので、忌避剤を使ったらすぐに隙間を塞ぎました(友人は翌日には全部塞いだそうですが、1週間以内が目安)。
侵入経路 | 使う道具 |
---|---|
外壁のひび割れ | 外壁用パテ |
エアコン配管の隙間 | 配管用パテ |
基礎と土台の隙間、通風口 | 防鼠版 |
上記が、主なネズミの侵入経路です。外壁やエアコン配管の隙間は、両方とも外壁用パテで問題はありません。
基礎と土台の隙間、通風孔については、湿気がこもらないようにするために必要なものなので、パテは使わずに防鼠版を使いましょう。
ネズミが自然にいなくなる方法3.餌を取れなくする
家の外からネズミが入ってこれなくなったら、今度は家の中にしぶとく残っているネズミたちが餌を取れないようにします。
- 【餌を取れなくする方法】
- スナック菓子や小麦粉など袋で保管しているものは、「冷蔵庫か密閉容器に入れる」。
友人の家では、スナック菓子や小麦粉を袋にチャックをつけて棚に保管していたところ、ことごとくネズミに袋を食い破られていたということでした。
そのため、袋保管しているものは「冷蔵庫に入れるか、ガラス製の密閉容器に保管」するようにアドバイスしました。
家にいるネズミがハツカネズミなら、プラスチックのタッパーでもいいですが、クマネズミやドブネズミだとプラスチックのタッパーは食い破られる可能性があるので、ガラス製の密閉容器をおすすめします。
毒餌を設置すると効果的
友人から「毒餌は一切食べられないから、お金を使いたくない」と最初は言われていましたが、食品を密閉容器で保管するようになって1週間位したころから「毒餌すごい食べられてる!」と連絡をもらうようになりました。
友人の家ではスナック菓子の食害が一番ひどかったので、スナック菓子をつぶして毒餌に混ぜ、いつもスナック菓子が置いてあった場所に設置するようにアドバイスしていました。
ネズミの種類によって好物は異なるので、毒餌に混ぜるものは実際に食害に遭ったものを混ぜるのがいいでしょう。
3カ月でネズミの足音が完全になくなった
友人が私に相談してきたのが、3月のはじめごろでした。
そして、友人から「ネズミの足音がしなくなった!」という連絡をもらったのが5月の終わりごろでしたので約3カ月で友人はネズミの追い出しに成功したことになります。
正直に申し上げると、「家のどこかにまだ隠れてるかもしれないな」と私は思っておりましたが、1年以上経った今でもネズミの足音がしていないということなので、いなくなっていたのでしょう。
ネズミが自然にいなくなる条件とよくある質問
最後に、ネズミが自然にいなくなる条件とよくある質問について解説しておきたいと思います。
寿命でネズミはいなくならない?
ネズミの寿命は、一番短いハツカネズミでさえ「1~2年」ほど生きます。その1~2年の間で、1匹の雌のハツカネズミが産む子供の数は40~100匹ほどです。
ネズミのコロニーは雌雄がバランスよく集まっており、血縁に関係なく繁殖行為に及びますので、数匹が寿命を早く迎えても「寿命で自然にいなくなることはない」でしょう。
ただ、「食料がとれない」「毒餌による繁殖機能の停止」といった対策を取れば、数が増えるよりも減るスピードが上回り、「結果的にネズミがいなくなる」ということはありえます。
餌がないとネズミは自然にいなくなる
友人の家の場合は、ネズミがいついて繁殖してしまうような家になっていたので、忌避剤や毒餌などの徹底した対策が必要でした。
しかし、ネズミが住み着く前(繁殖する前)に「餌を密閉容器で保管する」というような対策をしておけば、「この家は食べ物がない」と思ってネズミの定着を防ぐことができます。
「はじめてネズミの食害にあった!」「はじめてネズミの姿を見た!」という人は、まずは家の中にある食べ物がネズミに食べられないように密閉容器や冷蔵庫で保管する対策からはじめるのがおすすめです。
猫を飼えばネズミはいなくなる?
「猫を飼えばネズミはいなくなりますか?」という質問をされる方がいますが、「数は減るかもしれませんが、完全にいなくなることはない」というのが回答です。
猫の中にも、狩りが得意なものと苦手なものがいます。また、狩りが得意な猫が1匹いてもネズミが100匹いれば、猫が狩るよりもネズミが増えるペースの方が早いです。
また、ネズミの体には菌がたくさんついているので、飼い猫がネズミから菌を移されないように、人間がしっかりネズミを駆除することをおすすめします。
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