「ネズミの糞尿がしみついていて、汚い」「ネズミの糞尿の臭いが取れない」といったように、ネズミを駆除しても「糞尿」の被害に悩まされることがあります。
一度染みついて時間が経った糞尿は、水拭きでは取れませんので「もうどうしたらいいか分からない」とお手上げ状態になってしまう人も多いと思います。
ただ、やり方を知っていれば、それほど難しい作業ではありません。
この記事では、基本的なネズミの糞尿の消毒手順や頑固な尿シミ・臭い消しのやり方などについて解説したいと思います。
ネズミ駆除なら『駆除ザウルス』
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駆除ザウルスのすごいところは「全国対応なのに『完全自社施工』」であることです。
自社施工なので、紹介業者と比べて料金が安いだけでなく、「何かあったときのクレームにもしっかり対応できる!」ので安心して依頼することができます。
もくじ
ネズミの糞尿の消毒方法
まずは、ネズミの糞尿の消毒方法について解説したいと思います。
軽度の悪臭であれば、基本的な掃除と消毒手順で臭いがしなくなりますのでチェックしてみてください。
ネズミの糞尿の掃除からスタート
最初は、ネズミの糞尿の掃除を済ませておきましょう。
掃除機を使ってしまうと、掃除機をかける度に「掃除機の排気口から糞尿のカスが飛び散る」ことになるので、掃除機は使わないようにします。
掃除をするときは、「ほうき」と「ちり取り」を使って大きな糞や毛を取り除いておきましょう。
ほうきで取り切れない細かい毛については、消毒する際に雑巾で一緒に拭き取りますので気にしなくて大丈夫です。
※掃除をする際は、ゴム手袋とマスクを着用し、毛や糞を吸い込まないように注意しましょう。
駆除業者への依頼を検討しているなら『写真』を撮っておく
「これから、駆除業者への依頼をするつもりです」という方は、掃除する前に現場を撮影しておきましょう。
業者がネズミ駆除をする際は、糞尿や足跡などの「ラットサイン(ネズミが残す痕跡)」から、ネズミの種類や活動場所を調べて適切な駆除計画を立てます。
とくに、「糞」はネズミの種類を特定する一番重要なラットサインですので、写真を撮る際は「ものさしを横に置いて、サイズが分かる」ようにして撮影しましょう。
ネズミの糞尿の消毒液(アルコールスプレー)の選び方
ネズミの糞尿の消毒では、専用の消毒液を使うか、濃度70%以上のアルコールスプレーを使います。
市販品のアルコールスプレーの多くは、アルコール濃度50%未満のものが多いので、アルコールスプレーを購入する場合は「アルコール濃度の記載」をしっかり確認するようにしましょう。
「除菌」という面ではアルコールスプレーでも大丈夫なのですが、「消臭」という面を考えると『動物の糞尿用の消毒液』を使うのがおすすめです。
動物の糞尿用の消毒・消臭剤について
実は、「動物の糞尿用の消毒・消臭剤」というものがペット用品として売られています。
犬や猫の糞尿の消毒・消臭に使われるものですが、ネズミの糞尿の消毒・消臭にももちろん使えます。
漂白剤の成分と同じ「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれているので、消毒だけでなく「消臭」もできるのでおすすめです。
ネズミの糞尿の消毒手順
消毒液選びがしっかりできてれば、消毒の手順はそれほど難しいものではありません。
- 【必要なもの】
- ・消毒液
- ・雑巾3枚
- ・ゴム手袋
- ・マスク
- 【消毒の手順】
- 1.水を固く絞った雑巾で、ネズミの細かい体毛を拭き取る。
- 2.乾いた雑巾で、乾拭きして余計な水気を拭き取る。
- 3.消毒液を糞尿があった場所に噴射して、新しい雑巾で消毒液を広げるように拭く。
- 4.(3)を2~3回繰り返したら完了。
水拭きと乾拭き、消毒液を広げるようで、雑巾はそれぞれ別のものを使うようにしましょう。
ネズミの尿シミ・臭い消しの方法
ある程度時間が経ってしまっていると、「掃除程度では、尿シミが取れない」「何回掃除しても、臭いが取れない」といったことが起こります。
そういった場合の対策自体は簡単にできるのですが、使用上の注意点やデメリットもありますので詳しく解説したいと思います。
ネズミの尿シミ・臭い消しには「塩素系漂白剤(ハイターなど)」
塩素系漂白剤というと、「ハイター」が有名です。
塩素系漂白剤の主成分は、「次亜塩素酸ナトリウム」で、前半で紹介した動物の糞尿消毒・消臭剤と同じ成分です。
「最初から、塩素系漂白剤を使えばいいじゃない?」と思ってしまうかもしれませんが、下記のようなデメリットがあります。
- 【塩素系漂白剤のデメリット】
- ・使用箇所が一部分だけ白くなってしまう(変色する)
- ・塩素臭がするのでペットや子供がいると使いづらい
とくに、「一部分だけ白くなる」については、古い素材に使うとどうしても起こることです。
ただ、尿シミが起こっている時点で元通りにはなりませんので、気持ちの整理をつけられた方がいいかもしれません。
塩素系漂白剤(ハイター)で尿シミ・臭い消しをする手順
塩素系漂白剤は、水で薄めて使用します。ここでは、希釈の目安や「尿シミ消し」をするときの手順をご紹介します。
- 【必要なもの】
- ・塩素系漂白剤
- ・ガーゼ(不織布)
- ・ラップ
- ・ゴム手袋
- ・雑巾2枚
- 【尿シミ・臭い消しの希釈目安】
- 水5Lにキャップ2杯
- 【塩素系漂白剤を使った尿シミのやり方】
- 1.希釈した塩素系漂白剤をガーゼに軽く染み込ませる。
- 2.(1)のガーゼを尿シミがある場所に置いて、ラップをかける。
- 3.10分ごとにガーゼをめくって、尿シミが薄まっているか確認する。
- 4.尿シミがなくなっていたら、ガーゼを外す。
- 5.水を固く絞った雑巾で水拭きした後、乾いた雑巾で乾拭きして完了。
「臭い消し」だけで良い場合は、ガーゼを使った漂白はせずに、雑巾に希釈した塩素系漂白剤を染み込ませて「塩素系漂白剤で拭く→水拭き→乾拭き」を臭いがなくなるまで繰り返してください。
壁紙に染みついた尿シミには「壁紙専用漂白剤」
「天井近くの壁紙に尿シミがついている」という場合は、「壁紙専用漂白剤」を使いましょう。
壁紙に希釈した普通の塩素系漂白剤を使ってしまうと、壁紙が破れたり、変色する原因になるので使わないようにしましょう。
ただ、壁紙についても元通りにはなりませんので、気になる方は壁紙の張替えをされた方がいいかもしれません。
ファブリーズはネズミの糞尿の臭い消しには不向き
「家にファブリーズがあるんだけど、コレでも大丈夫?」と聞かれることがありますが、おすすめはしません。
ファブリーズはアルコール濃度が記載されていないのでわかりませんし、「消臭成分配合」と書かれていも具体的に何が入っているか分からないからです。
業者が特殊清掃する際も、ファブリーズを使っている人は見たことがないので、当サイトとしてはおすすめはしません。
ネズミの糞尿の消毒手順まとめ
ネズミの糞尿は、尿シミや悪臭の定着がなければ、掃除をしてから消毒液で消毒すれば完了です。
消毒液については、濃度70%以上のアルコールスプレーで代用もできますが、アンモニア臭専用の除菌・消臭剤なら消毒と臭い消しが同時にできるのでおすすめです。
自分でやれば業者に頼むよりもかなり安く済みますが、家が広かったり、被害が大きい場合は対処しきれないこともありますので、自分でできそうにない場合は専門業者への相談も検討されてみてはいかがでしょうか。
ネズミ駆除なら『駆除ザウルス』
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駆除ザウルスのすごいところは「全国対応なのに『完全自社施工』」であることです。
自社施工なので、紹介業者と比べて料金が安いだけでなく、「何かあったときのクレームにもしっかり対応できる!」ので安心して依頼することができます。
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