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毛虫がつきやすい木はどれ?種類別一覧と対処法を解説

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毛虫は樹木全般に発生する可能性がありますが、やはり、「特に毛虫がつきやすい木」というものがあります。

また、毛虫の種類別に「寄ってきやすい木」というものもあり、口で全部説明するのは結構大変です。

そこでこの記事では、特に毛虫がつきやすい木や毛虫の種類別に寄ってきやすい木などについて解説したいと思います。

毛虫がつきやすい木の種類一覧

ここでは、毛虫がつきやすい木の種類をご紹介します。

毛虫の場合、種類によって寄り付きやすい木が異なるので、上記のように項目が多くなっています。

ただ、毛虫の防除方法(寄せ付けない方法)は、どの毛虫でも共通ですので、防除方法を知りたい方はページ下部をご確認ください。

特に毛虫がつきやすい木は5種類

毛虫の種類によって「好きな木」は異なりますが、「大体の毛虫が共通して好きな木」というものがあります。

木の種類 つきやすい毛虫
サクラ(桜) ドクガ類(マイマイガ)、イラガ、アメリカシロヒトリ、モンクロシャチホコ、オビカレハ
ウメ(梅) ドクガ類(マイマイガ)、イラガ、モンクロシャチホコ、オビカレハ
カキ(柿) ドクガ、イラガ、アメリカシロヒトリ
クリ(栗) マイマイガ、クスサン
モモ・リンゴ(果樹類全般) モンクロシャチホコ、オビカレハ

上記の木は、毛虫被害が多い木トップ5ですので、庭に植えられている方は防除対策をしっかりしておいた方がいいでしょう。

ただ、上記の木以外にも「毛虫の種類によって、特につきやすい木」がありますので、次からご紹介します。

チャドクガ・ドクガ類の毛虫がつきやすい木一覧

  • 【つきやすい木一覧】
  • ツバキ、ノバラ、イタドリなど

チャドクガ・ドクガ類の毛虫が特につきやすい木は、「ツバキ、ノバラ、イタドリ」です。

特に生垣に使われる「ツバキ」にはチャドクガがつきやすいので、ツバキを植えられている方は毎年、防除対策をした方がいいでしょう。

また、チャドクガは毒がある毛虫で、毎年被害者がたくさん出ているので、特に注意しましょう。

マツカレハ・カレハガ科の毛虫がつきやすい木一覧

  • 【つきやすい木一覧】
  • マツ、クヌギ、サクラなど

マツカレハを含む「カレハガ科」の毛虫が特につきやすい木は、「マツ、クヌギ、サクラ」です。

カレハガ科の中でも、毒を持っている『マツカレハ』は、名前の通り「松」によくつく毛虫です。

松は特定の虫が寄ってきやすく、虫の食害で枯れやすい木ですので、防除対策は徹底した方がいいでしょう。

イラガ科の毛虫がつきやすい木一覧

  • 【つきやすい木一覧】
  • サクラ、モミジ、カキ他(樹木全般)

毒を持っているイラガは、「サクラ、モミジ、カキ」によくつく毛虫です。

ただ、イラガに関しては「樹木なら何でも寄ってくる」という特徴があります。

イラガは日本中どこでも大量発生する可能性があるので、春~秋の期間に基本的な防除対策をしておいた方がいいでしょう。

アメリカシロヒトリの毛虫がつきやすい木一覧

  • 【つきやすい木一覧】
  • サクラ、プラタナスなど

街路樹の食害で有名なアメリカシロヒトリは、「サクラ、プラタナス(街路樹によく使われる)」によくつく毛虫です。

アメリカシロヒトリは毒を持っていないので侮られがちですが、「住みついた木を枯らす」「庭の葉っぱを全部食べる」など、植物側への被害は甚大です。

他の毛虫同様に、防除対策を徹底しておきましょう。

クスサンの毛虫がつきやすい木一覧

  • 【つきやすい木一覧】
  • クスノキ、クリなど

あまり聞きなれないクスサンは、「クスノキ、クリ」によくつく毛虫です。

ふさふさの毛から「毒がありそう」と勘違いされがちですが、「クスサンの毛に毒はありません」。

人間への害は少ないですが、クスノキやクリへの食害は酷いので、庭に植えられている方は防除対策を徹底しましょう。

モンクロシャチホコの毛虫がつきやすい木一覧

  • 【つきやすい木一覧】
  • サクラ、モモやリンゴなど果樹全般

モンクロシャチホコは、「サクラ、モモやリンゴなど果樹全般」によくつく毛虫です。

見た目のグロテスクさに反して「無毒」なので、人間への害は少ないですが、「葉を食いつくす」ので植物への被害は甚大です。

繁殖力(数)が強いので、「毛虫が家の中に入ってこないか心配」という方は、防除対策をした方がいいでしょう。

オビカレハの毛虫がつきやすい木一覧

  • 【つきやすい木一覧】
  • ウメ、サクラ、モモ・リンゴなど果樹全般

オビカレハは、「サクラ、ウメ、モモ・リンゴなどの果樹全般」によくつく毛虫です。

有毒な「マツカレハ」と同じカレハガ科ですが、「オビカレハは無毒」なので、人間への害は少ないです。

「成虫はかわいい」と評判ですが、幼虫は木の1か所に巣を作って密集するので、「気持ち悪い」と非常に不人気です。

毛虫がつきやすい木が庭にあるときの対処法

ここまで紹介したとおり、「樹木全般、何かしらの毛虫はつく」ので、定期的に防除対策をしておいたほうがいいでしょう。

庭木の手入れ業者や害虫駆除業者に依頼するのが一番ラクですが、自分でできる防除対策もあります。

ここでは、自分でできる毛虫の防除対策をご紹介します。

毛虫がつきやすい木は『忌避剤』で対策

一番効果的なのが、「忌避剤」による毛虫防除です。

昔は「希釈して、噴霧器に入れて・・・」といった面倒なものしかありませんでしたが、最近はスプレー缶から直接噴射できるような簡単な忌避剤もあります。

忌避剤の種類や使い方については、下記記事で紹介していますので、興味のある方はチェックしてみてください。

毛虫がつきやすい木は『冬の剪定』をしっかり

毛虫の多くは冬になると、「木の枝葉に繭(まゆ)を作って越冬」します。

また、毛虫の卵も、秋ごろに木の枝葉に産みつけられます。

そのため、秋~冬ごろに無駄な枝葉を剪定しておくと、毛虫の繭や卵を産みつけられる場所が減り、翌年の毛虫防除に繋がります。

ただ、「剪定を自分でやるのは不安」という方は、無理をせず、造園業者に剪定を依頼するのもいいでしょう。

毛虫がつきやすい木と対処法まとめ

毛虫がつきやすい木は、「サクラ・ウメ・カキ・クリ・果樹類全般」でした。

ただ、樹木全般、「何かしらの毛虫はつく」ので、心配な方は防除対策をしておくことをおすすめします。

とくに、「チャドクガ・ドクガ類、イラガ科、マツカレハ」は毒を持っているので、これらの毛虫がつきやすい木は、剪定・消毒(忌避対策)をしっかりしておいた方がいいでしょう。

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