毛虫

チャドクガ駆除のやり方とは?おすすめの殺虫剤や使い方を解説

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春と秋はチャドクガ駆除で庭木の消毒依頼が急増する時期です。

特に梅雨の5~6月ごろは、造園業者で予約が取れなかった方が害虫駆除業者に「チャドクガ駆除はできませんか?」と電話するほどチャドクガ駆除の需要が増えます。

ただ、5~6月は害虫駆除業者では蜂とシロアリ駆除という高単価作業が増える時期なので、地域によっては「チャドクガ駆除をやってくれる業者が見つからない」といったことが起こります。

こうなってしまうと、自分でチャドクガを駆除するしかないのですが、「殺虫剤(薬剤)の選び方が分からない」「駆除方法が全く分からない」という方は多いと思います。

そこでこの記事では、初めてチャドクガ駆除をされる方に向けて、殺虫剤(薬剤)の選び方から基本的なチャドクガ駆除のやり方について解説したいと思います。

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チャドクガ(毛虫)駆除に使う殺虫剤の選び方

チャドクガ駆除用殺虫剤の選び方

毒を持っている毛虫の中で一番有名な「チャドクガ」ですが、チャドクガを駆除するときに使う殺虫剤は一般的な毛虫用殺虫剤とは異なります。

また、チャドクガに限らず、植えている植物やチャドクガが発生している場所、発生具合(大量なのか数匹程度なのか)によって使用に適した殺虫剤(薬剤)は異なります。

そこでここでは、チャドクガ駆除に使う殺虫剤(薬剤)の選び方について詳しく解説したいと思います。

チャドクガ駆除ではスプレー式殺虫剤は使用NGの理由

チャドクガ駆除でスプレー式殺虫剤を避けた方がいい理由

チャドクガは「毒針毛」という、毒を含んだ毛を持っているのですが、この毒針毛は「強めの風が吹くと空気中に飛び散る」という特徴があります。

そのため、チャドクガの駆除で一般的なスプレー式の殺虫剤を使うと「チャドクガの毒針毛が空気中に飛び散って」しまい、飛び散った毒針毛で人が怪我をする危険性があるためスプレー式殺虫剤はNGと言われています。

ただ、『高い位置』や『生垣の広範囲』に大量発生しているような状況であれば、毒針毛固着剤では対応しきれないのでスプレー式殺虫剤を使うのもありでしょう。

高い位置や生垣に大量発生しているなら適時使用

この次の見出しでチャドクガ駆除でよく使われる殺虫剤(薬剤)を紹介しますが、「木の高い位置に毛虫がいる」「生垣の広範囲にチャドクガがいる」ような場合はスプレー式殺虫剤を使って駆除するのもいいでしょう。

ただ、先ほども紹介したようにチャドクガの毒針毛に刺される可能性があるため、下記準備をしっかりした上で使用することをおすすめします。

  • 【スプレー式殺虫剤を使うときの準備】
  • ・周りに人がいない時間に使う
  • ・「長袖・手袋・ゴーグル・帽子」着用
  • ※人通りが多い場所では、絶対に使わないでください。

「梅雨とか夏場だと、長袖は暑すぎるから着たくない」という方もいらっしゃいますが、毒針毛に刺されると非常に痛いので着用されることをおすすめします。

市販の毛虫駆除用殺虫剤でスプレー式のものというと、「ベニカJスプレー」と「ケムシ撃滅ジェット」の2種類が人気ですが、「生垣」に使うならベニカJスプレー、「高木(高い位置)」に使うならケムシ撃滅ジェットがおすすめです。

チャドクガ駆除に使われる殺虫剤(薬剤)は3種類

チャドクガ駆除に使われる殺虫剤

個人、業者問わず、チャドクガ駆除に使われる殺虫剤(薬剤)というと下記3種類が有名です。

上記の中でも、個人向けのチャドクガ駆除剤といえば「毒針毛固着剤(金鳥)」が定番です。

ただ、毒針毛固着剤は「低木・小範囲に発生」したチャドクガを安全に駆除する薬剤なので、チャドクガが「高木・広範囲に発生」した場合はオルトラン水和剤やスミチオン乳剤を使って駆除します。

オルトラン水和剤とスミチオン乳剤の違いについて

オルトラン水和剤は「浸透移行性剤」なので、即効性はないものの、一度散布すると一定期間忌避効果や殺虫効果が持続するので、「チャドクガが多い地域」や「5~6月の駆除」に向いています。

一方で、スミチオン乳剤の方は「価格が安い」ため、「超広範囲に大量発生したチャドクガを安く駆除したい」という人に向いています。

ただ、「既に大量のチャドクガがいて、葉の食害がひどい」という場合は、即効性の高いスミチオン乳剤を使って駆除した方がいいでしょう。

殺虫剤を使わずにチャドクガを駆除する方法

殺虫剤を使わずにチャドクガを駆除する方法

「庭にペットがいるから、できれば殺虫剤は使いたくない」という方もいらっしゃると思います。

毒針毛固着剤には殺虫成分が入っていないので、ペットがいても直接固着剤をなめたりしない限り使用しても問題はないのですが、それでもやはりペットがいる近くで殺虫剤は使いたくないですよね。

そのような場合は、低木・小範囲での対処法になりますが「熱湯」を使ってチャドクガを駆除するという方法もあります。

ただ、庭木に大量に熱湯を使うと枯れる原因になりますので、『大量発生している場合はペットを室内に避難させて』オルトランやスミチオンを散布して駆除されることをおすすめします。

チャドクガ駆除のやり方

ここでは、初めて自分でチャドクガを駆除する方に向けて、基本的なチャドクガ駆除のやり方について解説いたします。

殺虫剤(薬剤)の使い方だけでなく、「毒針毛への対策準備」もチャドクガ駆除では大事な手順になりますので、初めて自分でチャドクガを駆除される方は上から順番に見られることをおすすめいたします。

チャドクガ駆除をする前の準備について

チャドクガを駆除する際は、毒針毛に刺されないように「長袖・軍手・帽子・首元にタオル」を着用して肌が露出しないようにしておきましょう。

また、衣服についた毒針毛は、洗濯しても無毒化されないので、基本的には捨ててもいい服を着て駆除するのがおすすめです。

ただ、『捨ててもいい服がない』という場合は、作業後の衣服をガムテープでペタペタして「毒針毛を服から取り除いて」から洗濯するといいでしょう。

毒針毛に刺されてしまったとき用に塗り薬を準備

チャドクガに刺されたときの応急処置

毒針毛に刺されたときに備えて、下記応急処置のやり方を覚えておくことをおすすめいたします。

  • 【毒針毛に刺されたときの応急処置】
  • 1.毒針毛をガムテープで取り除く
  • 2.石鹸と流水で患部を洗う
  • 3.ステロイド配合の虫さされ薬を塗る

応急処置なので、「市販の薬では効かない」「腫れがひどすぎる」ような場合は、皮膚科を受診して専用の薬をもらうようにしましょう。

毒針毛固着剤を使ったチャドクガ駆除の手順

毒針毛固着剤を使ったチャドクガ駆除のやり方

個人向けの「チャドクガ用殺虫剤」というと、『金鳥 チャドクガ毒針毛固着剤』が定番です。

使い方は簡単で、チャドクガに毒針毛固着剤を直接かけて『固めるだけ』です。

  • 【毒針毛固着剤を使ったチャドクガ駆除の手順】
  • 1.20cmくらい離れた場所から、10秒ほど毒針毛固着剤をスプレーする。
  • 2.葉っぱごと切り取って、可燃ゴミに出す。

毒針毛固着剤には殺虫成分が含まれておらず「チャドクガを固めるだけ」のものなので、しっかり噴射するようにようにしましょう。

オルトランを使ったチャドクガ駆除の手順

オルトラン水和剤を使ったチャドクガ駆除のやり方

「毎年チャドクガがたくさん発生するから予防した」「4月末~5月中旬でチャドクガを数匹見かけた」という場合は、オルトラン水和剤を使って駆除・再発防止対策をするといいでしょう。

オルトラン水和剤は業者も使う農薬ですが、資格がない個人でもネットショップなどで誰でも購入することができます。

オルトラン水和剤を使うときは、水で希釈する必要があり、対象植物などによって希釈濃度が異なるので説明書をしっかり確認するようにしましょう。

  • 【オルトラン水和剤の使い方例(椿)】
    例えば、椿(ツバキ)のチャドクガ予防に使う場合。
  • 1.オルトラン水和剤1gと、水1,500mlを噴霧器に入れてよく混ぜ合わせる(約1,500倍希釈)。
  • 2.希釈したら、噴霧器で植物全体に散布。
  • ※散布時は、農薬マスク・ゴーグル・長袖・帽子・軍手を着用してください。

上記希釈例は分かりやすい数値で解説しておりますが、非食用の庭木であれば上記希釈例のまま使っても問題ありません。

スミチオンを使ったチャドクガ駆除の手順

スミチオン乳剤を使ったチャドクガ駆除のやり方

「現時点で、広範囲にチャドクガが発生している」「なるべく安く駆除したい」という場合は、スミチオン乳剤を使って駆除するといいでしょう。

スミチオン乳剤もオルトラン水和剤と同じく農薬ですが、個人でもネットショップなどで誰でも購入することができます。

スミチオン乳剤も水で希釈が必要なので、購入時についてくる説明書を見ながら対象植物に適した濃度に希釈してから使いましょう。

  • 【庭木にスミチオン乳剤を使うときの希釈例】
  • 1.スミチオン乳剤1mlと、水1,000mlを噴霧器に入れてよく混ぜ合わせる(約1,000倍希釈)。
  • 2.希釈したら、噴霧器で植物全体に散布。
  • ※散布時は、農薬マスク・ゴーグル・長袖・帽子・軍手を着用してください。

上記希釈例は分かりやすい数値にして解説していますが、非食用の庭木であれば上記希釈例のまま使って問題ありません。

熱湯を使ったチャドクガ駆除の手順

熱湯を使ったチャドクガ駆除のやり方

「数匹だけチャドクガがいる」「そんなに大量発生する地域ではない」というような場合は、熱湯を使った駆除方法を使うのもいいでしょう。

やり方は簡単で、「熱湯をおたま等で掬って、チャドクガに直接かけるだけ」です。

注意点としては、「木の幹や根、葉に大量にかけない」ことです。熱湯を大量に沸かして、やかんなどで「バシャァ!」とかけてしまうと、当たり前ですがチャドクガだけでなく庭木も死んでしまいます。

熱湯を使うときは、「ピンポイント」に「少量ずつ」チャドクガにかけるようにしましょう。

チャドクガ駆除の時期はいつごろ行うのがいいか

「殺虫剤を使ってチャドクガを駆除したけど、しばらくしたらまたチャドクガが発生した!」ということは、よくあることです。

実は、チャドクガの発生ピークは年2回あるため、駆除のタイミングによっては再発してしまうことがあります。

そのため、「無駄なく最適な駆除の時期を知りたい」という方もいらっしゃると思いますので、ここではチャドクガ駆除に適した時期について解説したいと思います。

チャドクガ駆除の時期は『5~6月』と『8~9月』

チャドクガ駆除は5~6月と8~9月の間にするのがいい

チャドクガの幼虫が発生するピークは『5~6月』と『8~9月』なので駆除もこの時期に行うといいでしょう。

ただ、これは発生のピークですので『チャドクガを見つけたら』都度、駆除するのがおすすめです。

また、毎年チャドクガが大量発生するという場合は、オルトランを使った防除対策をしておくことをおすすめいたします。

チャドクガが発生しやすい場所とは

チャドクガの駆除や防除をする際は、チャドクガが発生しやすい場所・隠れている場所を知っておくと殺虫剤(薬剤)を効率よく散布できます。

成虫(蛾)と幼虫(毛虫)で発生しやすい場所は異なりますが、幼虫(毛虫)の場合は下記のような場所によく隠れています。

  • 【チャドクガ(毛虫)がいる場所】
  • ・葉っぱの裏側
  • ・幹や枝の分かれ目

殺虫剤(薬剤)を撒く際は、上記のような場所にしっかり散布しておくと駆除漏れなどが減るでしょう。

また、上記はチャドクガの『卵』が産みつけられやすい場所でもありますので、3~4月の時期は上記場所に卵がないか確認し、あれば随時取り除いておくといいでしょう。

チャドクガを放置することで起こる被害とは?

チャドクガ駆除のご依頼をされる方から、「自宅の庭木にチャドクガが発生したのですが、人が来る場所でもないし、放置していても大丈夫でしょうか?」といったご相談をいただくこともあります。

特に、1人暮らしのご高齢の方から上記のようなご相談をよくいただくのですが、『庭木はもう枯れてもいい』『洗濯物は部屋干ししている』といった場合は「放置してもいいかもしれませんね」とご案内することもあります。(最終判断は、お客様次第)

もちろん、チャドクガを放置することで起こる被害もありますので、それらを加味した上で放置するかどうか検討してみてください。

チャドクガを放置すると『食害』で葉っぱがなくなる

1つ目の被害が、『葉っぱの食害』です。

チャドクガの幼虫(毛虫)は、葉っぱを食べますので、放置していると「庭木の葉っぱが全部食べられる」ということもあります。

樹勢がしっかりした木であれば、多少葉を食べられても耐えられますが、若い木や弱っている木だと葉っぱを食べられた後に『病気になる・枯れる・花(実)が付かなくなる』といった被害に繋がることがあります。

『庭木に枯れて欲しくない』、『ガーデニングに力を入れている』という場合は、放置せずに駆除した方がいいでしょう。

チャドクガの毒針毛で「毛虫刺され」の被害拡大

2つ目の被害が、『毛虫刺され』の被害拡大です。

チャドクガの毒針毛は、強い風が吹くと本体から離れて飛散しますので、「直接チャドクガを触っていないのに、刺される」といった被害が起こります。

とくに、洗濯物を外に干している場合は、『洗濯物ついた毒針毛に刺される』といったこともあります。

そのため、『庭木の本数が多い』『普段よく通る場所に発生している』『洗濯物を外に干している人』といった人は、放置せずに駆除されることをおすすめします。

チャドクガが大量発生しないようにする予防策

「今年はじめてチャドクガが大量発生したけど、来年はそうならないようにしたい」という場合。

このような場合は、下記2つの予防策を検討してみてください。

それぞれの予防策については、次の見出しより詳しく解説いたします。

剪定でチャドクガの卵を産みつけにくくする

木の剪定でチャドクガの卵を産み付けにくくする

「剪定って、庭木の見栄えをよくするものでしょ?」と思われる方が多いのですが、剪定には見栄えを整える以外にも『病害虫予防』の効果があります。

チャドクガの場合、「葉の裏側」「幹・枝の分かれ目」によく卵を産みつけますが、余計な枝葉を剪定しておくことで卵を産み付けるスペースを減らすことができます。

剪定については「枝葉を切るだけ」と作業自体はシンプルで誰でもできますが、「樹形を整える」のは職人技になるため実は難易度が高めの作業です。

もちろん、剪定ばさみや脚立があれば誰でもできるので自分でやってみるのもいいですが、「見栄えは損ねたくない」「大事な部分を切りそうで怖い」という場合は造園業者に依頼した方がいいでしょう。

庭木の消毒でチャドクガの忌避と駆除をする

庭木の消毒でチャドクガ忌避と駆除を実施

チャドクガ防除で一番効果を実感しやすいのが、「庭木の消毒」でしょう。

庭木の消毒では、ここで紹介したオルトランやスミチオンのような農薬を庭木に撒く作業のことをいいます(使う薬剤は、対象植物や防除対象で異なります)。

「剪定よりも消毒の方が難しそう」というイメージを持たれている方が多いのですが、消毒作業は薬剤を希釈して噴霧器で撒くだけなので実は剪定よりも簡単です。

業者が使っているものは市販されていませんが、個人で行う場合は「オルトラン」を使うのがいいでしょう。

チャドクガ駆除を業者に依頼した場合の料金相場

「庭木の数が多すぎる」「チャドクガが大量発生している」「自分でするのは大変」といった場合は、業者に駆除を依頼されると思います。

ただ、業者を探していると「ホームページに詳しい料金が掲載されていない」「8,000円って書いてあるけど、それが総額なの?」といった具合に、『料金』に関する不安がでてくると思います。

また、はじめてこういった作業を依頼する人は「チャドクガ駆除は害虫駆除業者と造園業者どっちに依頼する方がいい?」といったように業者選びで迷うこともあると思います。

そこでここでは、業者選びの仕方からチャドクガ駆除にかかる料金相場などについてご紹介したいと思います。

チャドクガ駆除は害虫駆除業者ではなく「造園業者」がおすすめ

あまり気づかない方も多いのですが、チャドクガ駆除ができる業者は「害虫駆除業者」と「造園業者」の2種類があります。

「駆除できるならどっちも同じでしょ?」と思われるかもしれませんが、それぞれの業者で下記のような対応の違いがあります。

業者の種類 害虫駆除業者 造園業者
料金 高い 安い
年間作業数 少ない 多い
植物の知識 ない(あるのは一部の人だけ) 豊富

害虫駆除業者では『植物』に関する研修は一切ないので、一部の勉強熱心な人以外は植物に関する知識は全くありません(勉強している人に依頼が回るので、なおさら)。

繁忙期に造園業者の予約が取れなくて仕方なく害虫駆除業者を呼ばれる方もいらっしゃいますが、「値段がいつものところより高い!」「作業員がものを知らない!」といったクレームが多い傾向にあります。

そのため、「なるべく安いところがいい」「駆除できるのは当たり前で、植物の知識がない人が来るなんてありえない!」という人は、害虫駆除業者ではなく造園業者に依頼されることをおすすめします。

チャドクガ駆除の料金相場は「2~3万円」が目安

業者選びで一番重要視されているのが、「料金」だと思います。

業者側の意見からすると「技術やサービス力を求めるなら、それなりの金額を払ってくれ」というのが本音ですが、それもいきすぎると『技術やサービス力が金額に見合わない』という評価になります。

造園業者にチャドクガ駆除を依頼する場合、地域差はありますが大体『2~3万円』が相場でしょう。

  • 【チャドクガ駆除2~3万円の作業イメージ】
  • 作業範囲:戸建ての平均的な広さのお庭
  • →庭木の本数が、大体2~4本くらい。
  • →敷地面積が、大体30~40坪くらい。

あくまで目安ですので、『長い・厚い生垣がある』『高木がある』『庭木の本数が多い』『敷地が広い』ような場合は3万円以上かかることもあります。

最近は、造園業者も見積りは無料で対応してもらえるところが増えていますので、まずは無料見積りで料金を確認されることをおすすめします。

業者HPの「8,000円」「1万円」は基本料金なので注意

あるあるですが、業者HPに「作業料金8,000円!」「〇〇は1万円!」のような記載がよくされていますが、これは『確定料金ではない』ので注意しましょう。

この「8,000円」や「1万円」の料金は、基本料金(いわゆる最低料金)なので、作業範囲や作業内容によって料金が変動していきます。

必ず現地見積りで『見積書』に明記された金額を確認するまでは、HPや電話で聞いた料金を鵜呑みにしないほうがいいでしょう。

チャドクガ駆除でよくある質問

ここでは、チャドクガ駆除でよくある質問と回答についてご紹介したいと思います。

ここまでに解説した内容と被っているものもありますが、気になるものがあればチェックしてみてください。

チャドクガに刺されたときの応急処置方法を教えてください

A.毒針毛はガムテープで優しく取り除き、蒸しタオルを当てた後にステロイド配合の虫さされ薬を塗ります。

チャドクガの毒針毛に刺されてしまったら、「毒針毛をガムテープで取り除く→濡らして固く絞ったタオルをラップで包んで15~30秒レンチン→患部に蒸しタオルを当てる→ステロイド配合の虫さされ薬を塗る」といった流れで応急処置を行います。

虫さされ薬はドラッグストアでも売っていますが、腫れや痛みがひどい場合は皮膚科の病院を受診して、専用の薬をもらうことをおすすめします。

また、チャドクガの毒針毛が衣服についた場合の対処法については、「チャドクガを洗濯してしまったときの対処法とは?」で解説しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。

雨の日でもチャドクガ駆除はできますか?

A.雨が降っていると、薬剤が散布できません。

チャドクガに限らず、業者が庭木の消毒作業を行う場合は「作業前後で雨が降らない日」に行います。

雨が降っている日は「雨に農薬が溶けて、散布できない」、雨が降った翌日は「庭木に残った水滴に農薬が吸われる」などの弊害があるためです。

ちなみに、農薬を散布した翌日に雨が降ってしまった場合は、使用した薬剤や散布後の経過時間数によっては、後日、散布のやり直しを行うこともあります。

チャドクガ駆除ではオルトランとスミチオンどっちがおすすめですか?

A.再発防止も考えるなら「オルトラン」、安く済ませたいなら「スミチオン」がおすすめです。

オルトラン(液剤もしくは水和剤)は、浸透移行性剤の殺虫剤なので、散布後しばらくの間は「散布した植物に発生する害虫を駆除」できるというメリットがあります。

一方で、スミチオン乳剤は殺虫成分の持続性はありませんが、「広範囲に『安く』散布」できるというメリットがあり、オルトランよりも「値段が安い」のが強味です。

また、オルトランは発生初期の毛虫駆除・防除に向いていますが、既に大量発生しているような場合は即効性のあるスミチオン乳剤の方が向いています。

「毎年毛虫が大量発生する地域」「4月末~5月中旬で大量発生している」ような場合は殺虫成分が持続する「オルトラン」、「初めて大量発生した地域」「6月、8~9月に発生した」という場合は「スミチオン」という選び方がおすすめです。

チャドクガの殺虫剤なら「キンチョール」がいいって友達に聞きましたがどれですか?

A.おそらく、毒針毛固着剤のことだと思われます。

チャドクガ駆除に使う殺虫剤で、「キンチョール」というと「チャドクガ毒針毛固着剤(金鳥)」のことだと思われます。

毒針毛固着剤は、チャドクガの毒針毛が飛ばないように、固着剤で固めて駆除するための薬剤です。

普通のスプレー式の殺虫剤と少し使い方が異なりますが、本ページで基本的な使い方を紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

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