「自分でネズミ駆除をやりたいけれど、やり方がわからない」という方は、たくさんいらっしゃいます。
状況にもよりますが、『一般戸建て住宅で少しネズミが出た』程度の被害であれば、自分で道具を揃えて駆除することは可能です。
そこでこの記事では、自分でできるネズミ駆除のやり方について解説いたします。
※ネズミの死骸の写真はありませんので、ご安心ください。
ネズミ駆除なら『駆除ザウルス』
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NHK、クローズアップ現代、あさチャン!、Nスタ、世界一受けたい授業、日本経済新聞などなど、害獣・害虫駆除業者の専門家としてテレビ・メディアに引っ張りだこの業者です。
駆除ザウルスのすごいところは「全国対応なのに『完全自社施工』」であることです。
自社施工なので、紹介業者と比べて料金が安いだけでなく、「何かあったときのクレームにもしっかり対応できる!」ので安心して依頼することができます。
もくじ
自分でできるネズミ駆除のやり方
自分でネズミ駆除をする際は、主に下記の手順で行います。
- 1.ネズミの侵入経路を特定する。
- 2.忌避剤でネズミを追い出す
- 3.パテや金網で侵入経路を塞ぐ
- 4.粘着シートや殺鼠剤を使って残ったネズミを駆除する
「侵入経路の調べ方がわからない」「ペット(または子供)がいて、忌避剤は使えない」など、人によって状況が異なると思いますので、それぞれ詳しく解説いたします。
ネズミ駆除の基本「侵入経路の調査」のやり方
忌避剤後に侵入経路を塞ぐとき、粘着シートや殺鼠剤(毒餌)を設置するときなど、ネズミの駆除をする際は『侵入経路の特定』が必須になりますので、主な侵入経路をご紹介いたします。
- 【主な侵入経路】
- ・床下の通風孔(床下収納など)
- ・開放中の窓
- ・玄関引き戸の戸袋
- ・換気扇
- ・下水管(排水溝)
- ・建物のひび割れ
- ・屋根の通風孔
上記の侵入経路付近に、「ネズミの糞や足跡(ラットサイン)」がないか調べてみましょう。ラットサインがあれば、そこからネズミが出入りしていることが分かります。
駆除前に忌避剤でネズミを追い出す
ネズミの侵入経路が分かったら、ひとまずは「忌避剤」を使って家にいるネズミを追い出します。
市販の忌避剤には色々な製品がありますが、例えば「アース製薬のネズミ一発退場」の場合は、薬剤に水を加えて待つだけなので、個人でも簡単に使うことができます。
ネズミの数が多いときは忌避剤で小さいネズミを追い払ってから駆除をした方が効率がいいですが、「ペットや小さい子供がいるので使いたくない」という人は飛ばしても問題ありません。
忌避剤は「駆除を効率よくするための」オマケ
忌避剤についてですが、「忌避剤を使ったから、ネズミが全部いなくなる」というわけではありません。
忌避剤は、「小さいネズミを追い出して、大きいネズミを捕獲しやすくする」「一時的に数を減らして、繁殖のペースを落とす」目的で使用します。
忌避剤だけで駆除ができると思われることが多いですが、どちらかというと「効率よく駆除するためのオマケ」と思っておいたほうがいいでしょう。
パテや金網で駆除したネズミの侵入口を塞ぐ
忌避剤を使ったあとは(使わない人は侵入経路を特定したあと)、パテや金網でネズミの侵入経路を塞いでおきましょう。
使う道具 | 使う場所 |
---|---|
パテ | ・外壁のひびわれ ・排水溝(パイプ)の隙間 ・エアコン配管の取り付け穴 |
金網 | ・通風孔 |
「パテは紙粘土でもいい」という人もいますが、紙粘土だと雨水や湿気でカビが生えたり、接着面がはがれたりする可能性があるので、専用のパテを使うことをおすすめします。
金網についても、ネズミやコウモリの侵入防止用に「網目が細かいもの」が売られていますので、そういったものを選ぶのがいいでしょう。
侵入口を塞がないと再発生する
ネズミ駆除を行う際、「侵入口を塞ぐのはめんどくさいな・・・薬剤でパパっと駆除できたらいいのに」と業者でも思います。
ただ、家の中にいるネズミを駆除しても、家の外から新しいネズミが入ってきて繁殖することがわかっているので必ず侵入口は塞ぎます。
めんどくさいとは思いますが、ネズミ以外にもゴキブリやコウモリなど、色々な害虫・害獣の侵入口になるので1個1個侵入口を塞ぐことをおすすめします。
粘着シートを使ったネズミ駆除のやり方
ネズミの直接的な駆除方法が、「粘着シート」と「殺鼠剤」です。
どちらか片方だけでもいいですが、「殺鼠剤で弱らせてから、粘着シートで捕獲する」のが業者のやり方です。
粘着シートはただ広げておくだけですが、「隙間なく敷き詰めておく」「ネズミの足跡や糞がある場所に設置する」ようにしましょう。
粘着シートは防水タイプを選ぶ
ネズミ捕獲用の粘着シートについてですが、「防水タイプ」を選ぶようにしましょう。
「今時、売られているものは全部防水じゃないの?」と思うかもしれませんが、値段が安い非防水タイプも売られているのでご注意ください。
殺鼠剤を使ったネズミ駆除のやり方
殺鼠剤とむずかしそうな名前がついていますが、ホウ酸団子と同じ「毒餌」のことです。
殺鼠剤は、粘着シートの近くに置いておきましょう。殺鼠剤をネズミが食べると、毒が体に回って弱るので粘着シートで捕まえやすくなります。
ただ、「粘着シートの上」においてしまうと、粘着シートに乗った瞬間に罠だと思って逃げたネズミが、それ以降警戒して同じ匂いがする殺鼠剤を食べなくなるのでおかないほうがいいでしょう。
殺鼠剤にネズミの好物を混ぜておく
よく肥えたネズミほど、好みにうるさくなっているので、まずそうな殺鼠剤は食べない傾向があります。
そのため、殺鼠剤を設置するときは「実際にネズミの食害にあった食べ物を殺鼠剤に混ぜる」という方法がおすすめです。
例えば、「バナナがかじられていた」のであれば、殺鼠剤に小さく刻んだバナナをいれておくといった具合です。
大きく刻んでしまうと殺鼠剤を食べない可能性が高いので、食べ物は細かく刻むか、砕いて粉末錠にしてから殺鼠剤とよく混ぜ合わせておきましょう。
ネズミ駆除後の死骸の処分のやり方
「ネズミの死骸って、引き取ってもらえますか?」と、よく聞かれることがありますが、死骸処理は産廃(産業廃棄物処理)の資格が必要になるので駆除業者では対応ができません。
そこでここでは、自分で駆除をした後のネズミの死骸処理のやり方をご紹介します。
ネズミの死骸は可燃ゴミに出す
びっくりされる方が多いですが、「ネズミの死骸は可燃ゴミ」にだせます。
可燃ゴミに出す際は、「粘着シートで挟む」「新聞紙やチリ紙で包む」など、同じ可燃ゴミに出せるものとネズミ本体を包んで出しましょう。
ネズミが住んでいた場所の消毒も忘れずに
ネズミの体毛や糞には、ダニやよくわからない名前の病原菌がたくさんついていますので、駆除後は消毒作業も忘れずに行いましょう。
- 1.ほうきとチリ取りで、糞や食べかけの餌を取る。
- 2.コロコロや雑巾で、体毛や細かい汚れを取り除く。
- 3.消毒液を噴射して、雑巾で乾拭きして完了。
消毒液は、「アルコール度数77以上」のものを選びましょう。食卓や手指除菌用だと、50~70位のものが多いので度数はきちんと確認しておきましょう。
効果がないネズミ駆除のやり方
この記事では、基本的なネズミ駆除のやり方について解説いたしましたが、「効果がないネズミ駆除」のやり方についてもご紹介しておきたいと思います。
ネズミ駆除では超音波機は効果がない
業者でも、「効果はある!」と「効果はない!」派閥があるのが、「超音波機」です。ネズミが嫌いな周波数の音を出すことで、ネズミを寄せ付けない・追い出すという代物です。
語り始めると長くなってしまいますので、結論を申し上げると「ちゃんとした製品で、駆除前後の忌避剤代わりに一時的なネズミの追い出し用としてなら効果がある」というのが当サイトの見解です。
実際、飲食店やホテルなど、「忌避剤の臭いがつくと困る」場所では、防除方法として超音波装置を使用することがあります(その効果の有無にかかわらず)。
24~45kHzの周波数がネズミが嫌がる音
超音波機を使いたいという場合は、ネズミが嫌がる「24~45kHzの周波数の音」が出る製品を選びましょう。
市販品を見ていると、「周波数が明記されていない」製品が多くみられますが、こういったものは避けた方がいいでしょう。
また、「超音波機1台でカバーできる範囲はせまい」という点にも注意しておきましょう。
製品にもよりますが、1台でカバーできる範囲は50~100平方メートル位なので家全体をカバーする際は屋根裏用に1台、玄関・勝手口付近にそれぞれ1台というように複数買う必要がある点に注意しておきましょう。
ハーブの忌避効果は長くは続かない
「ハッカ油を使ったらネズミがいなくなるって聞いたけど、ぜんぜんいなくならない」という失敗談は、非常によく聞きます。
ハッカ油をはじめとした、「ハーブ系」の忌避効果は一時的な追い出しに使うものなので、「定期的に使う」とネズミがなれて効果が薄まっていきます。
とくに、ハッカ油をスプレーボトルに薄めて散布する方法だと、すぐに臭いが取れてしまいますので、ほとんど効果がありません。
マンションやアパートでは自分でのネズミ駆除は困難
マンションやアパートなどの「集合住宅」で、ネズミが出た場合は業者であっても完璧な駆除ができません。
というのも、集合住宅の1部屋だけ駆除・防除対策を行っても、別の部屋でネズミが増えて戻ってくるからです。
集合住宅や商業施設・ビルでは、粘着シートや殺鼠剤による駆除を常時行い、数がそれ以上増えないようにする・人目につかない程度に減らすということしかできません。
賃貸物件でネズミやゴキブリが出たら引っ越しがおすすめ
賃貸物件で、部屋の中からネズミやゴキブリが出てきた場合は戦わずに引っ越しするのがおすすめです。
というのも、排水溝や点検口、換気扇ダクトなどの「建物の内側」から、ネズミやゴキブリが出てきたら建物全体のいたるところに巣ができているからです。
自分がどれだけ部屋をきれいにして、防除グッズを使ったとしても、他の場所でネズミやゴキブリが大繁殖すればあなたの部屋になだれこんでくるので、早めに逃げられることをおすすめします。
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