「ネズミ対策で忌避剤を使ってみたけど、全然効かない」というお話をよく聞きます。
最初に申し上げておくと、業者がネズミ駆除を行う場合は、基本的に殺鼠剤や粘着シートで直接ネズミの数を減らすため、駆除作業として忌避剤を使うことはありません。
しかし、ネズミの発生初期段階や継続的な予防策としてであれば、「どうしても自分でやりたい」という個人の方にはおすすめです。
この記事では、ネズミの忌避剤の種類や使い方、どういった場合に忌避剤が有効なのかなどについて解説したいと思います。
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もくじ
ネズミに忌避剤が効かない理由
最初に、「忌避剤を使ったけれど、ネズミが全然いなくならない」という方に向けて、なぜ忌避剤が効かなかったのか理由を解説しておきたいと思います。
ネズミに忌避剤が効かない理由には、大きく分けて下記3つの理由があります。
- 【ネズミに忌避剤が効かない理由】
- ・忌避剤の選び方と使い方が間違っている
- ・忌避剤に耐性を持ったネズミがいる
- ・数が多すぎて忌避剤では追い出しきれない
それぞれの理由について、次より解説いたします。
ネズミの忌避剤の選び方と使い方が間違っている
「ネズミの数が2~3匹程度なのに、忌避剤を使っても効果がでない」という場合は、使用箇所に対して適切な忌避剤選びができていない可能性が高いでしょう。
例えば、屋根裏にいるネズミを追い出す目的で『置き型』の忌避剤を使っている場合などは、別の種類の忌避剤に替えた方がいいでしょう。
ネズミの忌避剤の種類や選び方、適した使用方法については、ページ下部で解説しております。
忌避剤に耐性を持ったネズミがいる
ネズミの中には、「生まれながらに忌避剤に強い個体」と「後天的に忌避剤に耐性を持った個体」がいます。
- 【忌避剤に耐性を持ったネズミ(例)】
- ・生まれながら体の大きい「ドブネズミ」
- ・餌が豊富な場所で育った「クマネズミ」
- ・別の場所で忌避剤を経験した個体
上記のような、忌避剤に耐性を持ったネズミがいる場合は、忌避剤だけで追い払うことは難しいので、殺鼠剤や粘着シートを使った駆除が必要になります。
特に「飲食店や繁華街が近くにある」「住宅が密集している」「ゴミ捨て場が近くにある」などの条件に当てはまる場合は、忌避剤に耐性を持ったネズミがいる可能性が高いでしょう。
ネズミの数が多すぎて忌避剤では追い出しきれない
「屋根裏から、ドタバタドタバタ足音がする」「廊下や屋根裏などにネズミの糞尿が散らかっている」という状況ですと、忌避剤では対処できません。
忌避剤は「定着前のネズミを追い出す」「新たなネズミの定着を予防する」ために使うものなので、「既に定着して巣を作っている」ような場合は忌避剤は使えません。
このような場合は、基本的にネズミ駆除業者に駆除を依頼するのが一番ですが、どうしても自分でやりたいという方は殺鼠剤と粘着シートを使って地道に駆除するという方法もあります。
ネズミの忌避剤の種類と選び方
ネズミが住みつく前であれば、建物の構造やネズミが普段隠れている場所に適した忌避剤を選ぶことで、ネズミを家から追い出すことも可能です。
そこでここからは、忌避剤の種類とそれぞれが『どのような場所・状況で使用するのに適しているのか』について解説したいと思います。
- 【ネズミの忌避剤種類一覧】
- ・設置タイプ
- ・スプレータイプ
- ・くん煙タイプ
ネズミの忌避剤1.設置タイプの特徴
ネズミの忌避成分(わさびやハッカなど)を配合し、ゲルで固めたものが「設置タイプ」の忌避剤です。
「置くだけでネズミがいなくなるなんて、画期的!」と思って買われる方が多いのですが、「ネズミの追い出しには不向き」なのでご注意ください。
忌避剤の中でも、設置タイプは追い出しではなく「寄せ付けにくくする」ことを目的としています。
設置タイプの使い方
設置タイプの忌避剤を使うときは、「ネズミを寄せ付けたくない場所」に置くようにします。
- 【設置タイプの使用に適した場所】
- ・食品棚の入口(四隅)
- ・家具の裏側の侵入口
上記が設置タイプを使うのに適した場所ですが、基本的には「ネズミを近寄らせにくくする」だけなので、追い払うなどの効果は期待しないほうがいいでしょう。
ネズミの忌避剤2.スプレータイプの特徴
ネズミが嫌いな成分を含んだ液体を、ネズミに直接スプレーして追い払うのが「スプレータイプ」の忌避剤です。
もちろん、廊下や屋根裏、床下など、ネズミがいそうな場所に吹き付けて寄せ付けにくくするといった使い方もできます。
忌避効果はくん煙タイプと同様ですが、効果範囲は狭くなるため、「ピンポイントに使いたい」「発生初期段階の追い出しに使いたい」という方向けです。
スプレータイプの使い方
スプレータイプの忌避剤を使うときは、「ネズミに直接噴射」または「糞尿や毛(ラットサイン)がある場所に噴射」します。
- 【スプレータイプの仕様に適した場所】
- ・ネズミに直接噴射
- ・ラットサイン(糞尿や毛)がある場所
スプレータイプは「即効性」がある一方で、「効果範囲が狭い」というデメリットがあります。
そのため、「屋根裏や床下、壁の中など家中にネズミがいる」ような場合は、次に紹介する「くん煙タイプ」の忌避剤を使った方がいいでしょう。
ネズミの忌避剤3.くん煙タイプの特徴
容器に水を入れると、忌避成分を含んだ煙が家中に広がるものが、「くん煙タイプ」の忌避剤です。
忌避剤の中では、一番効果範囲が広いので、「家の至るところにラットサイン(糞尿、毛)がある」「色々な部屋の屋根裏でネズミの足音がする」という状況に使用します。
「忌避剤は、どれを使ったらいいかわからない」という場合は、くん煙タイプを選んでおくといいでしょう。
くん煙タイプの使い方
ネズミのくん煙タイプの忌避剤は、色々な製品がありますが、大体下記のような手順で使用します。
- 【くん煙タイプの忌避剤の使用手順】
- 1.家具を布やビニールで保護する
- 2.家中の窓や換気口を閉める
- 3.くん煙剤を各部屋に設置して、水を入れる
- 4.製品ごとに設定された時間放置する
- 5.家具や壁・床などを水拭き、乾拭きして完了
詳しい使い方や製品の選び方などについては、別記事にて解説していますので、気になる方は下記記事をチェックしてみてください。
ネズミ対策で忌避剤を使うメリット・デメリット
「忌避剤の方が楽そうだから、忌避剤を使いたいけど、効果がなかったら嫌だな」「別のネズミ対策との違いが今一つわからない」という方もいらっしゃると思います。
そこでここでは、ネズミ対策で忌避剤を使うメリット・デメリットについてもご紹介しておきたいと思います。
ネズミ対策で忌避剤を使うメリット
忌避剤を使うメリットでは、主に下記3つのメリットがあります。
- 【忌避剤を使うメリット】
- ・即効性が高い
- ・死骸処理をしなくて済む
- ・殺鼠剤や粘着シートと比べると安く済む
一番のメリットは、「即効性が高い」ことでしょう。くん煙タイプのように、使ったらすぐに効果が分かるのは大きなメリットだと思います。
ただし、上記メリットを打ち消してしまうようなデメリットもあります。
ネズミ対策で忌避剤を使うデメリット
ネズミ対策で忌避剤を使うデメリットも、3つあるのでご紹介いたします。
- 【忌避剤を使うデメリット】
- ・ネズミ以外の虫の処分が必要になる
- ・カバーがけや掃除など手間がかかる
- ・何度も使うと効果がなくなる
ネズミの忌避剤に多く含まれている「ハッカ油」は、ネズミだけでなく、ゴキブリやムカデのような不快害虫全般にも影響があります。
そのため、忌避剤を使った後に不快害虫が部屋に出てきて、自分で退治→掃除が必要になることもあります。
また、準備に手間がかかるだけでなく、「何度も繰り返し使うと、ネズミが慣れて効果がなくなる」ということもあります。
そのため、既に何度か忌避剤を使ってしまったという方は、忌避剤ではなく殺鼠剤や粘着シートを使われることをおすすめいたします。
ネズミに忌避剤が効かない理由と正しい使い方まとめ
ネズミに忌避剤が効かない主な理由は、「忌避剤の選び方と使い方が間違っている」「忌避剤に耐性を持ったネズミがいる」「数が多すぎて忌避剤では追い出しきれない」の3つでした。
もしも、既に家にネズミがたくさんいたり、何度か忌避剤を使ったけれど効果がなかったという場合は、忌避剤ではなく殺鼠剤や粘着シートを使った駆除方法を検討した方がいいでしょう。
しかし、「数があまりにも多すぎる」「家が広くて自分でやるのは大変」という場合は、専門の業者にネズミ駆除を依頼されることを検討してみてはいかがでしょうか。
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